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社労士事務所のDXツール!4カテゴリと選び方・規模別の進め方を解説

社労士事務所のDXツールアイキャッチ

社労士事務所のDXとは、給与計算や手続きなどの業務にツールを取り入れ、事務所の生産性と対応力を高める取り組みです。

電子申請の広がりや人手不足を背景に、DXを進める社労士事務所が増えています。

本記事では、社労士事務所で使うツールのカテゴリと選び方を整理したうえで、ツールを使いこなす人材の育て方まで解説します。

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この記事でわかること
  • 社労士のツールは4つのカテゴリで整理できる
  • 選び方は連携性や電子申請対応など4つの軸で見る
  • 進め方は事務所の規模で変わる
  • 成果を分けるのはツールを使いこなす人材である
  • TKwriteworksの無料相談で、自事務所での始め方がわかる

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目次

社労士事務所のDXとツールの関係

社労士事務所のDXとツールの関係

まずは、社労士事務所のDXとツールがどう結びつくのかを整理します。

前提を押さえておくと、後で紹介するツールの選び方が理解しやすくなります。

本章では、DXとツール導入の違い、電子申請の義務化、そして経営課題としての背景を確認しましょう。

DXとツール導入はどう違うのか

DX*とツール導入は、似ているようで指すものが異なります。

ツール導入は、特定の業務を効率化するために道具を取り入れる取り組みです。

これに対してDXは、ツールを使って事務所の業務や働き方そのものを変えることまでを含みます。

ツールを入れることは手段であり、目的は事務所をより良い形へ変えることにあります。

この違いを意識しておくと、道具を入れただけで満足する失敗を避けやすくなるでしょう。

高機能なツールを導入しても、それを機に業務そのものを見直さなければ効果は限られるため、何のために入れるのかという目的を先に描いておくことが大切です。

電子申請の義務化と「2025年の崖」

社労士事務所のDXを後押しする大きな動きが、手続きの電子化です。

一部の手続きでは電子申請が義務化され、紙だけで業務を回すのが難しくなっています

あわせて、古い仕組みを使い続ける「2025年の崖」と呼ばれる課題も指摘されています。

時代の流れに合わせて、業務のやり方を見直すことが避けられなくなってきました。

こうした変化は、負担であると同時に、事務所を強くする機会だと捉えたいところです。

義務化や制度対応を面倒な負担とだけ受け止めるのではなく、これを機に業務を整えれば、変化に強く効率のよい事務所へと生まれ変わるきっかけにもできます。

人手不足・法改正対応という経営課題

社労士事務所は、経営面でも切実な課題を抱えています。

一つは、採用が難しく、慢性的な人手不足に悩む事務所が多いことです。

もう一つは、頻繁な法改正への対応に時間と手間を取られやすいという特徴です。

限られた人数でこれらに向き合うには、ツールの力を借りることが欠かせません。

DXは単なる効率化ではなく、事務所の経営を支える取り組みだといえるのではないでしょうか。

人を増やしにくい状況が続くなかで、いまいる職員の力を存分に引き出せるかどうかが、事務所が生き残るための鍵を握るようになってきています。

*DX:Digital Transformationの略。デジタル技術を使って業務や組織のあり方を変革すること。

社労士事務所で使うツールの4カテゴリ

社労士事務所で使うツールの4カテゴリ

社労士事務所で使うツールは、大きく四つのカテゴリで整理できます。

種類ごとの役割を知っておくと、自事務所に必要なものを見極めやすくなります。

本章では、労務管理クラウド、電子申請、RPA、そしてAIの四つを確認しましょう。

労務管理クラウドと電子申請ツール

土台となるのが、労務管理クラウドと電子申請のツールです。

労務管理クラウドは、従業員情報や手続きを一つの場所で管理する役割を担います。

電子申請のツールを使えば、役所へ足を運ばずに手続きを完結できるのです

情報の入力から申請までが一つの流れでつながると、二重入力の手間も減ります。

多くの事務所にとって、まず整えたい基盤となるカテゴリだといえるでしょう。

情報が一つにまとまっていないと、後からRPAやAIを組み合わせても効果が出にくいため、まずはこの土台を固めることが遠回りに見えて近道になります。

RPA(定型作業の自動化)

次に挙げられるのが、定型作業を自動化するRPA*です。

データの転記や、複数のシステムをまたいだ入力といった繰り返しの作業を得意とします

人が手を動かしていた単純作業を任せると、担当者は確認と判断に集中できるのです

手順が決まった作業ほど効果が大きく、繁忙期の負担をならす助けになります。

まずは手順が固まった作業から任せると、効果を実感しやすいでしょう。

反対に、判断を要する作業や手順が頻繁に変わる作業は苦手であるため、RPAに任せる範囲は手順の安定した業務に絞ると失敗が少なくなります。

AI・生成AI(文書作成・相談の下書き)

四つ目が、文章づくりなどを助けるAI・生成AIです。

就業規則の案づくりや、顧問先へのメールの下書きなどに活かせます

労務相談への回答も、たたき台をAIに用意させて人が仕上げる使い方ができます。

ただし内容の正しさは保証されないため、人が確かめる前提で使うことが欠かせません。

四つのカテゴリを、次の表で整理しておきます。

どれか一つを選ぶというより、事務所の課題に合わせて複数を組み合わせていくことで、業務全体をなめらかにつなげられるようになります。

カテゴリ主な役割主な業務
労務クラウド情報と手続きの一元管理従業員管理
電子申請役所への申請を電子化保険手続き
RPA定型作業を自動化転記・集計
AI・生成AI文書作成・相談の下書き規則案・メール

カテゴリで捉えると、自事務所に足りない部分がどこかを見極めやすくなります。

*RPA:Robotic Process Automationの略。人のパソコン操作を記録し、自動で繰り返す仕組み。

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業務別に見る、どの業務にどのツールを使うか

カテゴリが分かったところで、業務ごとにどのツールが向くかを整理します。

業務と結びつけて考えると、導入の優先順位が付けやすくなります。

本章では、給与・勤怠、保険手続き、そして顧問先とのやり取りを確認しましょう。

給与計算・勤怠集計の自動化

毎月の給与計算と勤怠集計は、自動化の効果が大きい業務です。

勤怠のデータが給与計算にそのままつながると、転記の手間がなくなります

労務管理クラウドを軸に、勤怠から給与までを一つの流れでこなせるようになります。

締め日に集中しがちな作業がならされ、担当者の負担も軽くなるでしょう。

正確さと期限が求められる業務だからこそ、仕組みで支える意味は大きいものです。

計算のミスや提出の遅れは顧問先の信頼にかかわるだけに、人の注意力だけに頼らず仕組みで支える体制を整えておくことが、事務所を守ることにつながります。

社会保険・労働保険の電子申請

入退社にともなう保険手続きは、電子申請が効いてくる業務です。

労務管理クラウドと電子申請を連携させると、情報の入力から申請までがつながります。

役所へ出向く手間が減り、手続きのスピードが上がるのです

申請の状況が画面で追えるため、進捗の管理もしやすくなります。

件数の多い時期ほど、電子化による負担の軽さを実感しやすいでしょう。

入退社が集中する時期に紙の手続きを続けていると窓口対応に追われがちですが、電子申請ならまとめて処理できるため、繁忙期の山を低くできます。

顧問先とのやり取りと情報共有

顧問先とのやり取りにも、ツールが活かせます。

チャットや書類共有のツールを使うと、電話やメールより素早くやり取りできるのです。

労務相談の下書きに生成AIを使えば、回答の準備を効率よく進められます

やり取りの履歴が残ることで、担当者が代わっても経緯を引き継ぎやすくなるでしょう。

電話や口頭のやり取りは記録に残りにくく担当者に依存しがちですが、ツール上に履歴が残れば、事務所全体で顧問先の状況を把握できるようになります。

業務とツールの対応を、次の表で整理しておきます。

業務向くツール
給与・勤怠労務管理クラウド
保険手続き電子申請・労務クラウド
転記・集計RPA
相談・文書AI・生成AI

効果の大きい業務から着手すると、最初の成功を得やすくなります。

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失敗しないツールの選び方

数あるツールから選ぶには、いくつかの軸を持っておくと迷いにくくなります。

機能の多さだけで選ぶと、自事務所に合わず使われない事態を招きかねません。

本章では、連携性、電子申請対応、規模と料金、サポートという四つの軸を確認しましょう。

顧問先のソフトとの連携性で選ぶ

最初に確かめたいのが、顧問先が使うソフトとの連携性です。

顧問先の給与や勤怠のデータを取り込めると、事務所側の入力の手間が減ります。

連携がうまくいかないと、かえって二重入力が生じてしまうこともあります。

複数の顧問先を抱える事務所ほど、連携のしやすさが効いてくるでしょう。

顧問先ごとに違うソフトを使っている場合もあるため、幅広く連携できるツールを選んでおくと、顧問先が増えても対応しやすい体制を保てます。

導入前に、手元の環境とつながるかを確かめておきたいところです。

電子申請への対応範囲で選ぶ

次に見たいのが、電子申請にどこまで対応しているかです。

扱う手続きの種類が多い事務所では、対応範囲の広さが業務の効率を左右します。

自事務所でよく扱う手続きが電子申請に対応しているかを確かめておきましょう。

対応が広いほど、紙とデジタルが混在する二度手間を避けられます。

一部の手続きだけ電子化しても、残りを紙で処理していては二つのやり方が併存して煩雑になるため、対応範囲の広さは業務のなめらかさを大きく左右します。

いま使う手続きだけでなく、今後増えそうな手続きも見据えて選びたいところです。

規模・料金とサポート・習熟しやすさで選ぶ

費用と使いやすさも、選定では欠かせない軸です。

料金の形が事務所の規模に合っているかを確かめておきます。

専任の担当がいない事務所ほど、相談できるサポート体制があると安心です。

職員が無理なく操作を覚えられるかという習熟のしやすさも、定着を左右します。

どれほど高機能でも、現場の職員が使いこなせなければ成果は生まれないため、実際に触れられる試用期間などで操作感を確かめておきたいところです。

四つの比較軸を、次のチェックリストで整理しておきましょう。

社労士事務所のツール選定4つの軸
  • 顧問先の給与・勤怠ソフトと連携できるか
  • よく扱う手続きが電子申請に対応しているか
  • 料金の形が事務所の規模に合うか
  • サポート体制と職員の習熟しやすさは十分か

事務所規模別のDXの進め方

DXの進め方は、事務所の規模によって変わります。

自事務所の規模に合った進め方を選ぶことが、無理なく続けるコツです。

本章では、一人事務所、少人数、そして職員十名以上の事務所の進め方を確認しましょう。

規模別のDXの進め方
  • 一人・少人数は負担の大きい一業務から小さく始める
  • 十名以上は推進役を決め使い方をそろえる
  • 規模が大きいほど人と運用の設計が成果を左右する

一人事務所・少人数の始め方

一人や少人数の事務所では、負担の大きい一業務から始めるのが向いています。

まずは給与計算や電子申請など、効果を実感しやすい業務にツールを取り入れていきましょう。

小さく始めれば、失敗しても影響が限られ、学びを次に活かせます

クラウドのツールなら、初期の負担を抑えて手軽に試せるでしょう。

設備を用意する必要がなく月額から始められるサービスも多いため、まとまった投資が難しい小規模事務所でも一歩を踏み出しやすくなっています。

一つの成功が自信になり、次の業務への展開にもつながっていきます。

職員十名以上の事務所の進め方

職員が多い事務所では、業務全体を見渡した進め方が向いています。

複数の担当が関わる分、ツールの使い方をそろえる工夫が欠かせません。

旗振り役となる推進担当を決めると、導入と定着が進みやすくなります。

手順を記録に残し、誰もが同じ品質で使える状態を目指すとよいでしょう。

規模が大きいほど、人と運用の設計が成果を左右するようになります。

同じツールを入れても、職員ごとに使い方がばらばらでは効果が薄れるため、手順を共有し誰もが同じ品質で使える状態をつくることが欠かせません。

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ツールを使いこなす人をどう育てるか

ツールを入れても、使いこなす人がいなければ成果にはつながりません。

DXの成否を分けるのは、ツールより人だといっても過言ではありません。

本章では、定着の壁、推進役の育て方、そしてベテランの不安への向き合い方を確認しましょう。

ツールを使いこなす人を育てる要点
  • 現場の困りごとから対象を選び巻き込む
  • 業務を知る職員を推進役に育てる
  • 外部研修で基礎を学びベテランの不安を和らげる

なぜツールを入れても使われないのか

ツールを導入したのに使われない、という悩みはよく聞かれます。

原因の多くは、使い方が浸透せず、現場の業務に根付かないことにあるのです。

導入の目的や利点が共有されていないと、職員は自分ごととして捉えにくくなります

現場の困りごとから対象を選び、使う人を巻き込むことが定着を助けます。

ツール選び以上に、使われる状態をつくることに力を注ぎたいところです。

導入して満足するのではなく、職員が日々の業務で自然に使う場面まで思い描いて進めることが、投資を成果へと結びつける分かれ目になります。

DXを推進する担当者の育て方

DXを根付かせるには、旗振り役となる推進担当を育てることが有効です。

専任である必要はなく、業務をよく知る職員が兼任で担う形でも機能します。

推進役がいると、使い方を広め、現場の声を集めて改善につなげられます

外部の研修で基礎を学び、事務所内で実践を重ねる組み合わせも効果的でしょう。

こうした学び直しは、限られた人数の事務所ほど成果に直結するでしょう。

ベテラン職員の不安を解消する進め方

DXでは、ベテラン職員のデジタルへの不安が壁になることがあります。

長年のやり方を変えることへの抵抗は、自然な反応だといえます

いきなり全部を変えず、小さな一歩から慣れてもらうことが大切です。

ベテランの経験は、ツールを業務に活かすうえでむしろ強みになるでしょう。

弊社TKwriteworksでも、DXやAI活用を実務につなげる研修を提供しています。

自事務所に合った進め方を知りたい場合は、TKwriteworksの無料相談もご活用いただけます。

*リスキリング:新しい業務や技術に対応するため、社員が必要なスキルを学び直すこと。

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社労士事務所のDXツールについてよくある質問

社労士事務所のDXツールを検討する際に、よく寄せられる疑問をまとめました。

Q1. どのツールから導入すればよいですか?

まずは労務管理クラウドや電子申請など、基盤となるツールから始めるのがおすすめです。

給与や手続きといった、日々の業務に直結する分野は効果を実感しやすいからです。

基盤が整ってから、RPAやAIへと広げていくと無理がありません。

小さく試して効果を確かめる進め方が、失敗を避ける近道です。

Q2. ツール選びで一番大切な基準は何ですか?

自事務所の業務や環境に合っているかどうかが、何より大切な基準です。

顧問先のソフトとの連携性や、電子申請への対応範囲は特に確かめたい点です。

あわせて、職員が無理なく使えるかという習熟のしやすさも見ておきます。

機能の多さより、使い続けられるかを軸に選ぶとよいでしょう。

Q3. 職員がツールに慣れてくれるか不安です。

慣れてもらうには、小さな一歩から始めることが効果的です。

一度に多くを変えず、身近な業務から少しずつ取り入れると抵抗が和らぎます。

使い方を教え合える場や、相談できる推進役がいると定着が進みます。

外部研修で基礎を学ぶ機会をつくることも、不安の解消につながるでしょう。

まとめ

社労士事務所のDXツールは、労務クラウド・電子申請・RPA・AIの四つで整理できます。

どの業務にどのツールを使うかを見極め、連携性や規模に合わせて選ぶことが大切です。

進め方は事務所の規模で変わり、小さく始めて広げるのが無理のない道筋です。

そして成果を分けるのは、ツールを使いこなす人材を育てられるかどうかでしょう。

自事務所に合ったツール選びや人材育成の相談は、TKwriteworksの無料相談までお気軽にお寄せください。

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出典・参考情報

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